2010年02月07日
【提言】ウイスキーブロガーにとって最低限のマナー
【提言】ウイスキーブロガーにとって最低限のマナー
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私は間違いなくBARにとって聞くに耐えない論調で文章を綴ってきた人間としての自覚がございます。
経営方針を盾に反論をされても全く意に介さずさらに反論してまいりました。
ただ正直に思うところは、費やしたエネルギーを違う方法で使っていればよかったのかなと、今ではそう感じています。
最近は徐々に飲み手の方の中にも自己表現をし始める方が増えてきています。
さらに日本のウイスキー自体も近年、国際的に最先端の技量と評価されるまでになりました。
なにかこう日本人とウイスキーの関係をもっとオープンにできないものか。内紛ではなく、共感に変えることはできないのかと。
それがずっと悩みの種でした。
こんな話を多くの重鎮の方々にも相談してみました。
結果そこには飲み手もプロも利害関係が交錯しているのだから、一般報道と同じようにある程度のルールが必要ではないかと。
たしかに私に言う資格もないとは思うのですが、まずこのタイミングで自分の考えを明らかにしておきたいと思います。
①ウイスキーについて評論するときには、最低限1ショット=30ML~以上テイスティングしていること。 ②グラスへの配慮ならびに体温程度に温めるなどウイスキーのポテンシャルを最大限引き出す努力をしていること。 ③市場価格を上回るレベルで酒の価格を論じないこと。(特にオールドボトル) ④よほどのことがない限り酒の悪口を言わないこと。 |
どれも大事なことなのですがまず①番について、
オンスでもジガーでも良いのですが、ハーフショットのテイスティングをもってウイスキーを語り何がわかるのかと申し上げたいのです。
ボトルも増えてたくさん飲みたいのは山々でしょうが、感想を公にするのならば最低1ショットは飲まなければエタノール分量の勝負、濃度の勝負となってしまい繊細な強度の評価は不可能に近いと思われます。
よく言われるのがブレンデッドのレシピを決める際のテイスティング。この時代は多種多様の蒸溜所のたくさんの樽を材料に高品質かつ均一な味を作成しようと試みた結果、最終的に香りが近ければ合格とするようになった慣習のようなものもあったと思われますし、ずば抜けた経験を持ってこそ可能な芸当だったと思われます。日々たくさんの樽を選別する職業と楽しんでテイスティングする我々では大きなスキルギャップが有ると思われます。
成分をノージングで当てることは揮発しないものはどうなのかという観点からも化学的に不可能なことであり、またある程度の量をもってこそ得られる繊細なフレーバーこそが持ち味であるウイスキーは多数存在します。
やはりハーフショット、試飲レベルで酒の良し悪しを語ることは生産者に対しても(特に悪い評価は)大きな失望を与える結果になると思うのです。
次に②番です。(最初にUPした②、③を一つにまとめました)
標準的なテイスティンググラスならば時に問題はないと思うのですが、お店の特色を出すためなのか内容積の大きいグラスで、遠い距離からノージングしても加水タイプなどポテンシャルは引き出せないと思いますし、ウイスキー自体の温度が低いときにはブランデーのように温めろとは言いませんが「グラスと握手をするように包み込む」ことで体温程度まで加温していくことが可能です。これによってエントロピーを大きくすることができます。
ぜひこういった潜在能力を引き出す努力をはらった結果を論じていきたいと(自戒を込めて)思います。
③番は特にオールドボトルなど値段のつり上げを目的に具体的な金額を述べるのはやめようということです。「このボトルは○○円でもいい~」というのが殊更主張されるような感じですか。価格が主眼であれば市場価格まででないとアンフェアです。
④番。以前から申しあげている通り、たとえばまったく口にしたことのない食べ物を初めて食べたとします。味をどう表現するでしょうか?
かなりの比率で「○○(食べ物)に似ているかな~」と言う方がいらっしゃることと思います。それだけ飲食と記憶は密接にリンクしていて経験との比較によって表現されるもことが多いのです。
ですのでミシュランガイドではないですが、素晴らしいということはいいと思います。
これはダメだ、大したことない、高すぎる。などというのは自分だけではなく他の方へのマイナスな記憶を植え付け記憶誘導になってしまうと思うのです。
ですので、自身のため閲覧者のためによほどのことがない限りは「褒める」方向で感想を綴っていったほうがいいのではないかと思います。悪い記憶を公にするのは飲食については嗜好がありますからいかがかなと。
そんな自戒をこめての四項目でした。
***決してみなさんそうしましょうということではなく、私自身はこういう視点で今後記事を書いていきたいと思いますし、ぜひ至らない表現などは上記の項目に多少引っかかっているのかなと思っていただければ幸いです。やっぱり記事にするのは褒めるに値するボトルだけにしようと思います。
(加筆・訂正済)
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①~⑤で示されています最低限のマナーに一部疑問な部分もありますが、どんな内容になるのか楽しみにしています。
私の考え(あまり参考にはならないでしょうが)は、やはり読ませていただいてからのほうが良いかと思いますので。
途中PCのバッテリーが切れてしまったために携帯から中途半端なUPとなってしまいました。
一通り書き終えました。ぜひご意見をお聞かせいただければうれしいです。
at 2010年02月08日 02:56やはりちょっと気になった点を。
挙げられた4つの中で、4番目の項目(もともと5だった項目ですね)が最初のコメントにも記載させていただきました疑問に思った点です。
理由は、「悪口」と「苦手、私には合わない」などのコメントがどちらに考えられているか?という部分です。
苦手とか合わないもしくは比較というテイスティングをしますと、同じ銘柄でこちらの方が明らかに好みとか、苦手なら、スモーキーさが苦手とかシェリー香が苦手とか、人によっては化粧香と書くと、良いイメージを持つ人も居れば、苦手なイメージをもつ人もいると思います。
また、同じ言葉でもアイラが好きな方には「ヨード香」という言葉が褒め言葉になっても、アイラが苦手な方には否定的な言葉にもなってしまう場合があると思います。
つまり、嗜好品だからこそ、合う合わない、好き、苦手というものがあるのが当然で、逆にそれを極力表現しないということになると、かなりの飲み手もしくは、経験をたくさん積んでいる方、香り、味を探せる人などは良いとしても、初めて飲む方とか、まだまだ飲み慣れていない方にとっては、難しいと思います。
それを、いいイメージ、褒める方向で皆さんが書くと、そのブログ、コメントを読んで期待を胸にBARに飲みにいくと、どうも自分の感じた味と違う、、、、
私にはあんな風には感じないな~など思う事が拡大するのではないか。それによって、プロもしくは、かなりの飲み手の方が皆、褒めているのだから、このウィスキーはホントは凄く美味しいのに、私にはそれが感じられない・・・・もしかしたらウィスキーは私には合わないのかもしれない。と思うかもしれません。
飲み始めの方にとっては、そのような同じレベルの飲み手が感じている、もしくは思っていることを同じレベルで知ることで、自分の感じ方に安心を持ち、またその方との共通項を見つけることで、その方のコメントを参考にし、次はこの美味しいと言っていたウィスキーを飲もうと思うのではないかと思います。
そして、これは全ての業界(嗜好品であろうが、実用品であろうが)で、褒めるだけでは進歩が無くなるのではないでしょうか?と思ったわけです。より良い物を作りだすには、競争が必要で、その競争の根底にあるものは「不満や使い難さ、要望」などにあるのだと私は思っています。
いかがでしょうか?
美味しいウイスキーにであいたい。
美味しくないウイスキーを減らしたい。
この2つの立ち位置でも重要視する割合で言論は大きく変わってきます。
もし圧倒的に前者(私はこちらだとおもいます)を優先するのならば、自らのセロトニンレベルを考えても悪い記憶を作らずに、意欲的に進むのがいいでしょう。
もしそんな綺麗事な環境に至ることが困難で、まず残念なボトルの排除から進めなければという後者の場合であれば、褒めてばかりではお店も努力しないですよね。
ですが悪いという指摘で後者の場合は相当な感情のぶつかり合いを生むのかなと。
そうであれば優良なお店を増やして、褒めることでボトルラインナップの標準レベルを上げて行くことなのかなと思ったりします。
どんなもんでしょう。。。
at 2010年02月08日 23:24この意見は大賛成です(^_^)v
ブログのコメントとして、お店という立ち位置で書くなら、その良いところを説明していただくのは凄く参考になります。
私が疑問を書かせていただいたのは、「飲み始めの方が自信を失わないか?」という立ち位置にたった時に、私のような素人感想を読んで安心することもあるのではないかと思った次第です。
私も最初(今でもですが・・・)、全然皆さんが書かれている印象が持てなくて、凄く自分の味覚に不安を抱いた経験を持っていますので。
出来れば飲み手側の感想を述べるようなブログには、あまり制限を考えず、思ったことを書くほうが、ウィスキーを愉しみ始めた方にはありがたいと思いました。
プロや経験の深い飲み手ならば、逆にその意見に左右されることなく、良い点を中心に書いていただけるのかなと。
いかがでしょうか?
返って私自身が勉強になることばかりです。
今回の記事は発端がありまして、私としては心から「素晴らしい」というボトルをマイナス評価されてしまった事態に遭遇しまして(;;)なんであえて美味しくないことを公表する必要があるのかなと率直に思ったことと、
また別件でうちのサイトのレビューがほかのプロの方に「誤解や拡大解釈をされた上で」ご迷惑をおかけしていたり、独り歩きをしているということで自分自身ルールを策定しようと思ったという背景がございました。
コメントをお寄せいただいたお二人はとても聡明でいらっしゃって大変勉強になりますが、共通していることは自身の評価に「ブレない」柱を立てていらっしゃるということなのかなと感じました。
最近迷いがあったのですが、また改めてレビューをしていきたいと思います。
今後ともぜひよろしくお願い申し上げます。
at 2010年02月09日 01:37ホントは、なかなか我々が飲めないボトルよりも、出会える確率が高い良質なボトル、例えばボウモアテンペストのような、誰でもそれなりの金額で手に入れることができるボトルなんかにも重点を置いていただけると、私としましてはさらに参考になります。
応援しております。
それに、どれを飲んでも個性があってみんな美味しい‥。
単に節操がないだけかもしれませんが。
ただ、時には保存状態が悪いものや、盛りが過ぎているかな、と思えるものに出会うときがあります。
そんなときはコメントを自分の胸とティスティングノートに呟くだけにしています。
Barでそんなことを言うものなら‥。
さて、本題です。
半分は冗談まじりなのですが、タケモトさまが褒めたボトルが、あっという間にネット上で高評価を得て、油断していると買い損ねます(泣)。
つい先日も、GMのローズバンクを‥。
皆様のコメントを指をくわえて見ていました(苦笑)。
ま、それだけ影響力があるということですね。
飲み手が、これだけの実力と存在感を持ってウィスキーを語れるとは、すばらしいことです。
応援しています。
今後もがんばってください。






















